携帯電話の出会い系サイトでは、法律により18歳未満の者による書き込みは禁止されている携帯電話の出会い系サイトでは、法律により18歳未満の者による書き込みは禁止されている
17歳の少女に現金を渡してわいせつな行為をしたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで8日、東京都立国立高校教諭の大平健二容疑者(53)が埼玉県警に逮捕された。大平容疑者と少女が知り合ったのは、携帯電話の出会い系サイト。サイトには規制強化にもかかわらず、未成年者の書き込みが後を絶たない。「暗号」を駆使してまで売春相手を求める少女たち。浮かび上がるのは、「ライト感覚」で売春に手を染める姿だった。
「女性20歳 年齢はマイナス3 明日群馬県内で会える人いますか」。今年7月、少女が出会い系サイトに書き込んだコメントだ。実年齢は20歳から3歳からひいた17歳であることをほのめかしている。サイトには他の「暗号」も飛び交う。「61歳 年齢は逆です」。つまり、6と1をひっくり返した16歳という意味だ。
少女たちがこのような表現を使用するのは、出会い系サイト規制法をかいくぐるため。同法は児童(18歳未満の者)の書き込みを禁止しており、大平容疑者にわいせつ行為をされた少女も今年10月、同法違反の非行事実でさいたま家裁に送致されている。
同法は、出会い系サイトの利用に起因した児童買春事件の急増を背景に、平成15年9月に施行。20年5月の改正により、売春だけでなく、児童との交際へ誘う書き込みも禁止となった。だが、規制強化にもかかわらず、児童による相手を求める書き込みは19年61件、20年119件、21年222件(いずれも警察庁統計から)と増加傾向にある。
「少女たちのほとんどは常習」と捜査関係者は指摘する。少女らの書き込みからも、「別3」(ホテル代別で3万円)といった略語を駆使したり、制服の着用や車の送迎など細かく条件を指定したり、慣れた様子が伝わってくる。
少女による書き込みの特徴は、今日や明日会える相手を求めていること。「時間が空いたから売春をしようか、といった感覚では。2時間我慢すればお金が手に入るという気軽な気持ちで書き込むケースが多い」(捜査関係者)。携帯電話から手軽に書き込める上に無数の閲覧者がおり、街で声をかけるよりもはるかに「効率的」。顔が見えないのは怖いが、待ち合わせ場所で遠くから相手を見て、ヤバそうだったら逃げれば平気。そんな「ライト感覚」が少女たちを書き込みに走らせる。
だが、不特定多数の異性との密室での接触は、危険が高い。捜査関係者は「一人だと思ってついていったら複数いて、行為を撮影されたりすることも。痛い目にあってからでは遅い」と警鐘を鳴らす。
【産経ニュース】
児童が出会い系サイトで売春しているよ。
今さらといった記事ではありますが出会い系サイト規正法案の原点なのでピックアップ。
責任は買った相手にあるのか、出会い系サイト運営者にあるのか、親にあるのか。
個人的には児童といえど本人にも相当な責任があると思っています。