有料でメール交換させる出会い系サイトで、高額の利用料を請求されるトラブルが多発している。サイト運営者の仲間が“サクラ”としてメールの相手をしているとして、弁護士が「出会い系サイト被害弁護団」を結成した。弁護士が交渉して業者やクレジットカード会社から返金させたケースもある。
「今から思えばなぜ途中でサクラと気付かなかったんだろうと思うんですが…」。岐阜県の三十代男性はこう振り返る。
男性は昨年六月、出会い系サイトに登録。女性らしい相手からメールが届き、メル友になった。メールの交換を続けた後、何度か会う約束をして待ち合わせ場所に行っても会えずじまい。逆に、女性から「会えないから自殺未遂をした」とのメールが、手首を傷つけた画像とともに届いた。女性の母と称する人物も加わって男性を責めた。
サイト関係者を名乗る人物も登場。相手のメールアドレスを表示するとして「情報開示料」を要求してきた。精神的に追い詰められた男性は女性に直接会って謝罪したいと考え、要求されるまま複数回にわたり数十万〜百万円を指定口座に振り込んだ。一年以上のサイト利用料を含め、運営会社に約千二百万円を支払ったという。
【東京ニュース】
悪質な出会い系サイトの問題が表面化してきていますよ。
弁護士会が返金に関して本腰を入れてきているようです。
心強いですね。