山梨県警笛吹署は25日までに、援助交際を装って誘い出した男性から約130万円を脅し取ったとして、恐喝と逮捕監禁の疑いで、山梨県笛吹市のアルバイトの少年(17)ら少年4人と、自称富山県在住の飲食店店員・矢崎由美容疑者(20)を逮捕した。4人の少年が、被害者の男性が所有する軽自動車を占拠して連れ回し、消費者金融などで現金を引き出させた疑い。“援交狩り”の犯罪1件の被害額としては、130万円は異例の高額だ。
モモ狩りやブドウ狩りで有名な果物の名産地、笛吹市で、「援交狩り」が行われてしまった。逮捕されたのは、中年男性のスケベ心につけ込んだ17歳など少年4人と20歳の女だった。
笛吹署によると、事件があったのは8月10日夜。矢崎容疑者が、携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った甲府市内の自営業の男性(40)を、笛吹市内のラブホテルに呼び出した。性欲を満たすためにやって来た男性は、矢崎容疑者とホテル内へ。事が済んだ後、矢崎容疑者から「送っていって」と頼まれた男性は、自分の軽自動車で、指定された駐車場があるところまで送っていった。「じゃあ…」と矢崎容疑者が車を降りて去ったのとほぼ同時に、少年たち4人が躍り出てきた。
「オレの彼女に何をしたんだ」。一人が因縁をつけ、次々と男性の車に乗り込んだ。続いて少年らは、男性の所持品検査を行い、氏名、住所、職業などを確認。「援交をしただろ。ばらすぞ」と脅し始めた。
監禁状態にした男性から口止め料を脅し取るため、免許を持つ一人の少年(18)が車を運転し、市内のコンビニATMなどをまわり預金を引き出させた。約6時間以上にわたり連れ回し、最後は消費者金融へ。引き出させた合計額は約130万円。同例の犯罪での被害額は1件5万〜20万円程度のケースが多い中で異例の高額被害だ。後日、男性が笛吹署に被害相談をしたことで明らかになった。
同署によると、少年らは土木作業員、無職などで、矢崎容疑者とは地元の知人。5人は「援交狩りは間違いありません」などと供述している。
【スポーツ報知】
援交狩りをした少年4人が逮捕されました。
中年男性のスケベ心に見事につけ込まれてますね…。